目的によって変わるWebアプリ開発の仕事

Webアプリケーション開発の仕事は、一言で言えば、Webブラウザで動作するアプリの構築です。アプリの企画、発案からプログラミングやテストにいたるまで全ての工程をカバーする場合もあれば、1つ1つの作業が細かく割り振られ、部分的な仕事を請け負うといった場合もあります。
また、既存のアプリケーションとは異なる新しいタイプのアプリを開発したり、サポート体制の充実を前面にアピールしていたりという場合には、マーケティングや運用後のアプリの管理といった点に関わることも少なくありません。アプリが完成した時点で仕事が終わるとは限らないので注意が必要です。

なお、Webアプリケーションには、大きくわけて2つのタイプのものがあります。それは、一般ユーザーが広く使うタイプのものと、企業内での使用などに限定し、特定のユーザーのみが利用するタイプのものです。
前者の場合、使われるWebブラウザはもちろん、ユーザーのレベルも多種多様なため、異なる利用環境を想定し、幅広く対応することが求められます。また、アプリから情報を収集したり、アプリを通して社名を広めたり、アプリの利用だけではなくビジネスチャンスを増やすことを目的としていることも少なくありません。
一方、後者の場合、使用環境や利用目的が限定されるため、利用者のニーズに合ったアプリを作ることができます。依頼を受けて開発を行う場合がほとんどで、丁寧なサポートを行うことも可能ですが、アプリの設計が難しくなることも多く、高い技術力が求められます。

いずれにせよ、Webアプリケーションを開発する際の仕事内容は、労働環境や依頼内容によっても変わります。そのため、必要なことは一通りできるようにしておくことが大事です。