Webアプリケーション開発には、フロントエンドと呼ばれるユーザーが直接目にするメニューやレイアウトの部分や、バックエンドとされるデータベースやメール配信機能といった様々な側面の業務があるため、エンジニアの間でニーズが高まっています。また、デジタル化が進む現代では、Webアプリケーション開発で重視されるスキルも増えています。
近年のWebアプリケーション開発で重視されているのは、総合的な能力です。企画や設計、開発や保守などとともに、プログラミングやデータベースの知識やスキルも求められます。
そして、総合的な力には、技術的な側面だけでなく、マネジメントやコミュニケーション能力も含まれます。最近のWebアプリケーション開発はチームプレーとなることが多いため、自分の仕事を完結するだけでなく、チームとして遅延なくクオリティの高い仕事ができることが大切だからです。
特に企業側がWebアプリケーション開発に強く求めるのは、セキュリティです。
Webアプリケーションを用いると、顧客とのやり取りは簡便になるものの、きちんとしたセキュリティ対策が取られなければ、個人情報など重要な情報が盗まれる危険性が高くなります。個人情報の扱いが甘かったために、顧客の重要情報が抜き取られたという話はニュースなどで多く取り上げられます。そうなると企業としての考え方や体質も問われるため、Webアプリケーション開発の技術とともに、セキュリティに関する知見が必要という認識が高まっています。